3. パトロール


 警備兵たちは監視塔だけで見張っていたわけではありません。無人地帯内のパトロールを常に行っていました。東独の国民車であったトラバントという車を改造したとみられるジープ型の車が、よく無人地帯を走っていました。車のほか、オートバイや自転車でパトロールしている警備兵の姿も見られました。もっとも自転車やオートバイに乗っている場合は、監視塔などへ向かうための移動手段でもありました。


 自転車とはのどかな風情ですが、警備兵の背中には自動小銃が見えます。自転車は、みんなおそろいの緑色のフレームでした。オートバイは自転車と違って必ず1台に2人乗りでした。ちゃんとヘルメットをかぶっていました。