◆「ベルリン1999」 土田ヒロミ写真展◆ |
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常に時代を見続けるドキュメンタリスト・写真家の土田ヒロミ氏が、壁崩壊から10年たったベルリンを訪れ壁の跡地などを撮りました。「土田ヒロミを数える」と題した一連の写真展の一環です。物理的にはすでに壁が失われている跡地を凝視することによって、壁を意識化させるというコンセプトで撮影された写真の数々。1999年11月、東京・新橋のクリエイションギャラリーG8で開催されました。 かつては壁があったとは思えないような何気ない風景の写真。その上に、"East","West"とデジタル処理で書き込まれていて、見る人に「東側」と「西側」を認識させることで、いやでも壁が存在していたことを認識させる…。展示されたすべての作品に、この仕掛けが込められていました。 |
![]() 「ベルリン1999」より ©Hiromi Tsuchida |
| この写真はベルナウ通りで撮影されたもので、中央の木が立っているあたりに壁がありました。 |
ギャラリーの風景 |

展示中の写真の前に立つ土田さん
| 1999年5月と9月の2回にわたり、土田さんはベルリンを訪れ、計約15か所で壁の跡地を撮影されました。その成果を写真プリントと、デジタル化してポスター大にプリントアウトした作品が展示されました。 |

ギャラリーの様子。手前には大きなベルリンの地図があり、撮影した場所に印が付けてあります

これがカラープリンターで出力した作品。こんなに大きくても、
粒子はひじょうに細かくて、美しい仕上がりには驚きます
本にもなりましたこの写真展で展示された作品は一冊にまとめられ、2001年8月、「The Berlin Wall(ベルリンウォール)」というタイトルで出版されました。メディアファクトリー社刊 ISBN4-8401-0347-X |