壁の切れ目の部分が東独の検問所へ入る入り口になっています。そこに時ならぬ人だかりが…。別に何があったわけでもなく、たまたま観光客や散歩中の人が立ち止まって検問所を見ているだけでした。
この辺は壁ができる前は広い道路でした。私が立っているのは歩道にあたる所ですが、実は、この歩道を含めた道路全体は東側の領土でした。壁は境界線の真上に立っていたわけではないのです。境界線より少し東側へ引っ込んだ場所にあったのです。理由は単純。壁を作るための作業スペースが必要だからです。
ということは、私は壁のこちら側にいるとはいえ、厳密な境界線からすると、東側に侵入≠オていることになります。知ってか知らずか、ほとんどの市民や観光客は、この壁裏の「路地」を格好の散歩道として歩いていました。しかし東独も、これをとがめることはせず問題化したことはなかったと思います。
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