<大接近>

 おなじみの "You are leaving the American sector." の看板のすぐ裏で作業が行なわれています。西ベルリン側の市民と東独警備兵が検問所以外でこんなに接近しあうことは、まずないでしょう。写真左手にはクレーンが見え、すでに壁の建設作業が進められています。

 *一説には、壁の監視に投入される兵士は、地形的に西側の放送の電波が届きにくかったザクセン州出身者が多かったといいます。つまり西側メディアの影響が少なければ、西ベルリンへ亡命したい、などという考えを持たず、東独指導部の思想を受け入れやすいから、という理由のがです。確かに、あの金網のこちらに立っている兵士は、いい気になって写真を撮りまくっている私を敵意むき出しでにらんでいたし、西側への憧れなんてなさそうではありました。もっとも、ザクセン出身者が警備兵に多く採用されたという説は確認できていませんが…。

Back