ブランデンブルク門などと並び有名なベルナウ通り(Bernauer Strasse)。ベルリン中央部にあり、長さ約2キロのこの通りには東西ベルリン境界線が走っていていました。1961年8月に東ドイツが壁を作り始めた際に、この通りに立ち並んでいた建物の窓という窓がレンガやセメントで塗り固められたことで知られています。また、こうした境界に接した建物の上階から亡命しようとして、西ベルリン側の道路に飛び降りて死亡した人が出たことでも有名です。
ベルナウ通りで壁建設が始まってわずか2か月後の1961年10月。まだまだ境界封鎖の生々しさやショックが残る初期の壁を撮影していた日本人がいました。当時ドイツ駐在だった塚本康正さんです。休暇を利用して訪れたベルリンで、塚本さんはベルナウ通りの異様な光景をカメラに収めました。今回、塚本さんのご厚意で、貴重な画像をご提供いただきました。