<軍用車>

 この付近は無人地帯の幅が極端に狭く10メートルほどです。そこを今、1台の軍用車が走っています。そして無人地帯の向こうの東ベルリンの道路を、市民が散策しているのが見えます。東側の市民にとっても壁は身近な存在だったようですね。もちろん彼らにとって、壁をじろじろ見ることはタブーだったのでしょうけれど。

 写真の上の方には白いコンクリート製の障害物があります。植物で偽装していますが、バリケードであることは明らかです。車両で壁に近付いて亡命することを阻止する目的です。無人地帯が狭いことで、なるべく市民を壁に近づけないよう東独当局も神経を使っているのでしょう。

Back