壁・西ベルリンに関する疑問

Wappen Q2. ベルリンの壁を超えようとして射殺されたという話を聞きますが、なぜ西ベルリンに逃げようとするのでしょうか。東ドイツから西ドイツへ国境を越えた方が簡単に逃げられたのではないかと思います。

 確かに東西ドイツ国境地帯だったら、街中に突然あらわれるベルリンの壁と違って、森や草原といった「田舎」が多く、簡単に逃げられそうな感じがします。しかし、東西ドイツ国境でも東ドイツ側では亡命を阻止するため、ベルリンと同じような厳しい警備体制がとられていました。国境の手前約5キロは一般市民の立ち入りが禁止されていたほか、ベルリンにもあった無人地帯、監視塔、自動小銃で武装した警備兵によるパトロール…。東西ドイツを越境しての亡命もやはり難しかったのです。

列車で国境を越え西ドイツから東ドイツに入るところ。金網の後ろは無人地帯。写真右手には線路をまたぐような橋があって、東独の警備兵が見張っている(撮影場所…忘れました)


 ただしベルリンの壁が延長約160キロだったのに対し、東西ドイツ国境は約1,300キロにも及びました。この長さを完全に警備するのは並大抵のことではありません。そこで、この警備の隙を補うため東独は無人地帯に自動発砲装置や地雷などの武器を設置していた時期もありました。

(Click!)これが自動発砲装置。詳細はこちらをご覧下さい。

[目次] [Home]