8月13日午後4時ごろ ブランデンブルク門前で西ベルリン市民が抗議デモ

 ブランデンブルク門は東西ベルリンの境界にあったし、歴史的な建造物でもあったため、封鎖のニュースを知った西ベルリン市民が多数詰め掛けた。封鎖に対する怒りから、東ドイツに抗議する3000人規模のデモが発生した。中には鉄条網を壊そうと境界線に押しかけようとする市民もいたため、待機していた東ドイツ警察の放水車が水を発射して群集を追い払う場面もあった。西ベルリン警察も東ドイツとの無用の混乱を避けるため、境界線に突入しようとする市民を西ベルリン側へ押し戻した。結果的に、西ベルリン警察が境界封鎖を手助けするという皮肉な事態になった。

 このような抗議はブランデンブルク門前だけでなく、各地で見られたという。作業を行う東ドイツ警察官に「おまえ達は収容所の看守か」「裏切り者」「豚野郎」などと罵声を浴びせたり、投石する者もいた。