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音楽番組を中断し臨時ニュースを流す形で、声明が発表された。その声明はワルシャワ条約機構加盟国の名前で出された。内容は 「ワルシャワ条約機構加盟国政府は、ドイツ民主共和国(注・東ドイツ)の政府と人民議会に対し提案する。社会主義陣営諸国に対する破壊工作を安全にする措置を講じ、西ベルリン全域の周囲で信頼できる監視が保障されるよう、西ベルリンの境界に秩序をもたらすべきである」 といったものだ。「破壊工作」という言葉が出てくるが、これは「亡命者が多発するのは西ドイツなどによる東ドイツへの破壊工作」という意味だ。つまり「西ドイツの扇動により東ドイツの労働者がそそのかされ亡命することで、東ドイツの経済状況が悪化する」ということで、亡命者が出る原因を西ドイツ側に押し付けているといえる。その破壊工作から身を守るために措置を講ずる、といっている。 声明を要約すると、「亡命者が出なくなるよう、西ベルリンの境界を封鎖する」という意味で、国営ラジオによって東ドイツ側が公式に封鎖を発表したことになる。しかし、夜半に東ドイツの国営放送を聞く人がどのくらいいたのかは疑問だ。 |