監視塔(ベルリン)


      

 ベルリン市内には壁だけでなく、かつて亡命者が出ないよう見張っていた監視塔も残されています。写真左は、中心街からやや南東方向に位置する「シュレジッシュの森」(Schlesischer Busch)という森のような林のような公園にあります。もちろん壁の時代は公園も監視のために木を切り払ってありました。真ん中のは中心街にほど近いキール通り(Kielerstr.)に立っています。昔と同じ位置にあるのに違和感があるのは、壁崩壊後に周囲にアパートが立ち並ぶようになったからでしょう。家に取り囲まれるような状態になってます。いずれも大型の監視塔で、警備隊グループの隊長クラスが常駐したところです。右の写真は監視塔ではあるのですが、壁を監視していたものではなく、旧東ドイツ時代の官庁街を警備するためだったといいます。ポツダム広場近くのエルナ・ベルク通り(Erna-Berger-Str.)に、ひっそり立ってます。

      

 上の写真は監視塔内部。ページ最上部・左の監視塔です。階段は急でハシゴのよう。最上部に上がると6畳から8畳くらいの広さ。右上の写真は銃口とされ、亡命者に対して発砲する際、この小窓を使ったといわれます。隊長クラスが使っただけあって、中には暖房やトイレも設置されていました。これより小型の監視塔は数もはるかに多かったのですが、暖房もトイレもなく冬の警備は大変だったと思われます。


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