日本ビソー(株)長崎事業所
外壁アクセス用ゴンドラ製造を専門とする
日本ビソー(株)(本社・東京)
の長崎事業所内に置かれています。壁に関わる企業として、ベルリンの壁崩壊後に東独側から譲り受け、1990年3月に設置したものです。ここにある壁の大きな特長は、壁を通り抜けるための「ドア」がついていることです。ドアは東独が壁補修などの作業をするために設けたものですが、長さ約155`に及ぶベルリンの壁で同じ形式のドアは2か所にしかなかったとされるため、この壁はたいへん貴重な存在です。
同社のご厚意で壁についているドアを開けていただきました。まず壁の裏側にあるカギ穴にキーを差し込みます(写真左上)。カギは上下に2個ついており、キーは別々の人が1本ずつ保管していたといいます。一人で勝手に開けさせない措置です。カギを開けたら、次は金属製の取っ手を引き出します(同中央)。そして取っ手を引くとドアが開く仕組みです(同右上)。ドアは内側、つまり東ベルリン側に開くようになっています。
ドアが開いたところを西ベルリン側から見ると、こんな感じ(写真左上)。人がかがんでやっとくぐり抜けられるほどのサイズです。真ん中の写真と右上の写真は、ドアを開けるためのキー2本と、壁が本物であることを証明する
メダル
、そして本物であることの
証明書
です。いずれも壁の左手に展示されています。
これが現役時代の壁
日本ビソー社が所有している壁が、まだ本物のベルリンの壁だったころの写真です。ブランデンブルク門の右手から数えて8番目にありました。写真で分かる通り、確かにドア付きです。よく見ると展示されている壁と、落書きが一部一致しています。ドアが半開になっているのは、1987年12月、東独がブランデンブルク門前の壁で化粧直しの工事を行なっていたからです。壁の手前にフェンスが写っていますが、この金網も工事のため東独が臨時に設置したものです。
[日本ビソー社HPの壁]
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